【失敗する前に・・・】井戸水のメリットとデメリットまとめ

井戸水のデメリットのまとめ

続いては、井戸水のデメリットについて。

【井戸水のデメリットその1】井戸水が汚れている場合がある

全ての井戸からくみ上げられる井戸水がきれいというのは、間違いです。

井戸水の水質は、時と場合によって変化します。

例えば、家の近くに工場や畑がある場合、そこから井戸水に環境汚染物質が流れ込んでいる可能性があります。

このことに関する記事がありましたので、紹介しておきます。

昨年11月12日から22日に県が市と合同で行った井戸水の地下水汚染調査では、16カ所から調査対象の10物質中、トリクロロレチレン、テトラクロロエチレン及びシス-1,2-ジクロロエチレンの3物質が環境基準を超過して検出された。調査対象地域は尼寺工業団地から南東方面にかけ、小鮎川、恩曽川、相模川に囲まれた地域を中心とした56カ所(事業所27カ所・民家29カ所)。

このうちトリクロロエチレンについては10カ所(事業所6か所・民家4カ所)、テトラクロロエチレンについては8カ所(事業所6カ所・民家2カ所)、シス-1,2-ジクロロエチレンについては1カ所(民家1カ所)で環境基準を超えた数値が見られた。

同地区の地下水については、平成7年に3物質を対象にした調査を行なっており、各調査地点は27カ所が重複しているが、それぞれの物質ごとの結果を比較すると、最高濃度や平均濃度で数値の低下が認められた。

県では環境基準を超えた事業所のうち、過去に超過物質の使用実績がある事業所については浄化対策を実施中で、その他の事業所についても使用の際には高度処理を行なって水質をチェックするなどの対応を指導している。また、民家の井戸水については、直ちに健康影響が懸念されるレベルではないが、汚染が判明した井戸水は沸騰させて飲むなど、直接飲用に供しないよう指導を行なっている。

  • トリクロロエチレン;無色透明の液体で、皮膚や目に対して刺激性を有する。中枢神経系に影響を及ぼし発ガン性を示す。
  • テトラクロロエチレン;無色透明のややクロロホルムに似たエーテル臭を有する液体。強い麻酔性を示し肝臓などの器官に障害を起こし発ガン性を示す。
  • シス-1,2-ジクロロエチレン;特徴的な臭気を有する無色透明の液体。蒸気の吸入によりめまいや脱力感、嘔吐などの症状を呈する。高濃度では中枢神経に影響を与える。

出典 県と市が地下水調査 数ヵ所で環境基準を超える汚染物質検出
http://www.kawara-ban.com/020115.html

■土壌汚染・地下水汚染、有害化学物質
~井戸水の汚染に要注意。対策として農薬使用量の削減などが進んでいる~
本市では、過去に地下水汚染が発生しており、現在でも市内の一部の井戸水で汚染が確認されています。これらの汚染については、継続してモニタリングを行っています。 土壌・地下水汚染対策としては、環境保全型農業の導入や適正な肥料の使用、農薬散布から性フェロモン剤等への転換による農薬使用量の削減が進み、事業開始前(平成 9 年度)に比べて 1 割程度低減されました。 また、特定化学物質*を使用する工場・事業場等の把握及び適正管理指導や、建築資材等による化学物質過敏症*防止のための建築指導、公共建築物における化学物質を放散する資材の使用抑制などを行っています。

出典 厚木市の現状と課題

このほかにも、昔ながらの家が多い地域などでは下水が地下水に混入していたり、最近の調査では井戸水の中にピロリ菌がいる可能性があることも分かってきています。

特に井戸水を飲用として活用する場合は、事前に水質検査をしたり、または高機能な浄水器を設置するなど、何か対策をしたほうが安心です。

【井戸水のデメリットその2】停電の場合に水が出なくなる

水道の場合は、家が停電になっていても給水設備が停電になっていなければ、蛇口から水道水が出ますが、一般的には井戸ポンプは手動ではなく、電動のものを設置する事が多く、停電になった場合井戸ポンプが動作しないため、水が使えなくなります。

ただし、家に発電機や太陽光発電がある場合は、そこから井戸ポンプに電気を送れば、停電の時でも井戸水をくみ上げることが出来ます。

井戸水のみで生活用水をまかなうのであれば、停電時の対策をする必要がありますね。

【井戸水のデメリットその3】井戸掘りや給水設備の設置にお金がかかる

井戸水を使い始める時は、まず井戸を掘り、給水設備(井戸ポンプや水道配管など)を設置する必要があります。

業者に頼んだ時の相場として、井戸掘りの場合は20万円から(浅井戸)、そして深井戸の場合は100万円近くする場合もあります。

また、給水設備を設置するのに数十万円必要になるので、大きな出費となってしまいます。

ただ、それらの費用のほとんどは人件費で、井戸掘りと給水設備を設置で必要となる材料費は、おおよそ10万円程度なので、可能であればDIYで井戸掘りと給水設備の設置していったほうが、初期費用を相当安くできます。

【井戸水のデメリットその4】井戸の水量が足りない場合がある

井戸水の水量は、井戸の形式(深さや井戸の面積など)や井戸の場所によって変ります。

井戸から少ししか水が出なかった場合、全自動洗濯機やタンクレス式のトイレなどがうまく作動しないことも・・・

ただ、豊富な井戸水が出るかどうかは、井戸を掘ってみないとわからないのが現実なので、それをどのように考えるかはあなた次第。

井戸掘り業者によっては、井戸水が出なかった場合は料金が発生しない成功報酬型のプランがあるところもあるので、そういったプランを一度検討してみるのもいいかもしれませんね。

【井戸水のデメリットその5】井戸ポンプの保守点検が必要

井戸水を電動ポンプでくみ上げている場合、井戸ポンプの中に溜まる砂を定期的に取り除く必要があります。

砂濾器(すなこしき)と呼ばれる部品(約1万円)を井戸ポンプ手前の配管に設置しておけば、砂をポンプの中に巻き上げることもなくなりますよ。

【井戸水のデメリットその6】洗濯物が黄ばんだり、黒ずんだりする

鉄やマンガンを多く含んだ井戸水を洗濯に使った場合、洗濯物が黄ばんだり黒ずんだりする事があります。

良い水を追い求めて深井戸を掘った場合、金属が井戸水に溶け込んでいることが多いのでこのような現象がよく起こります。

特に鉄を多く含んだ井戸水のことは「かなき」や「そぶ」と呼ばれ、井戸水の相談ではトップになっています。

除鉄装置(数十万円+ランニングコスト)を設置するなどの方法がありますが、それなら水道水を使ったほうが明らかに安くつきます。

どちらかと言うと、井戸水の中に金属類が溶け込みにくい浅井戸を掘る方がいいのかもしれませんが、それも地域によって当たりはずれがあるので、結局のところ井戸を掘ってみないと分かりません。

ちなみに、井戸水を使うと洗濯機のメーカー保障(約一年間)の保障外になることも頭の片隅に入れておきましょうね。

【井戸水のデメリットその7】洗濯&風呂ため同時使用で洗濯機の給水エラー

洗濯機の給水エラー

井戸ポンプの場合、井戸水でお風呂をためたりしている時に、全自動洗濯機で洗濯をしようとすると給水エラーが出たりします。

「給水エラー」は、一定時間以内に給水が行われない場合に発生するエラーで、お風呂にばかり井戸水が流れて、洗濯機になかなか水が入っていかないようです。

水道と比べて井戸ポンプから送られる井戸水は水圧が低いのが原因です。

洗濯とお風呂ためは時間をずらして別々にしなければならないので、少し不便さを感じています。

【井戸水のデメリットその8】蛇口から細かな砂がでる

井戸水の場合に蛇口から出る砂

水道とは違って、井戸水の場合は蛇口から細かな砂が出てきます。

DIYで作った砂濾し器を井戸ポンプと井戸の間に設置はしているのですが、そこで使っているメッシュより細かい砂がその砂濾し器を通り抜け、蛇口から出てきます。

洗濯機の給水口に砂が詰まる

井戸水を洗濯に使う場合は、洗濯機の給水口についているメッシュを綿棒などで定期的に掃除する必要があります。

このメッシュの砂詰まりも給水エラーになる原因の一つです。

最後に一言

このように井戸水を使うということは、メリットだけでなくデメリットも存在します。

井戸を掘っても井戸水が出ないかもしれないし、そもそもきれいな井戸水が出ないかもしれない。

やってみないとわからない・・・

水道なら蛇口をひねれば清潔な水が出るのに、どうしてそんな井戸水を使うのか?

  • 井戸水はロマンだ!
  • 井戸水には特別な魅力がある!!

ただそれだけの気がします(笑)

そんな想いを持っている人が、いろんな障害を乗り越え、理想の井戸水生活を送っていくのでしょうね。

>>【完全保存版】素人1人でも出来るDIY打ち抜き井戸掘りマニュアル

>>DIY井戸掘りで使った自作井戸掘り器とその使い方の説明

スポンサーリンク

3ページ目(全3ページ中)

スポンサーリンク