全館冷房の電気代が月々たったの450円!?井戸水冷風扇の節約効果

井戸水冷風扇の具体的な作り方

続いては、この井戸水冷風扇の具体的な作り方についてお話していきます。

まず、冷風扇の横幅より少し長めにカットした細めの塩ビパイプ(VP-13)にドリルで小さな穴(3mm)を20~30mmの間隔で空けていきます。

塩ビパイプに小さな穴を空ける

その塩ビパイプの片方は、シリコンシーラントなどを充填して塞いでしまいます。

塩ビパイプの片方をシリコンシーラントで塞ぐ

そして、その塩ビパイプと井戸水が流れてくるホースをこのような形で接続していきます。

井戸水が流れてくるホースを接続

続いては冷風扇の上部に先ほど作った塩ビパイプを通す穴を空けていきましょう。

今回は、半田ごてを使って穴を空けていきました。

冷風扇の上部に穴を空ける

冷風扇の2箇所に穴を空ける

反対側にも同じような穴を空けたら、あとは先ほど作った塩ビパイプをここに差し込みます。

塩ビパイプを冷風扇に差し込む

ここで注意点ですが、塩ビパイプの取り付け位置は、塩ビパイプから流れ出た井戸水がちょうど内部の蒸発シートの上部に水滴が落ちるような位置に設置するようにしてください。

井戸水冷風扇の内部

基本的に冷風扇のタンク内に水がたまらないような形で運用していきますので、蒸発シートへの水分供給は上から落ちてくるの井戸水のみになり、もし蒸発シートに水滴が落ちていないと、塩ビパイプから落ちが水がそのまま水タンクから流れ出てしまいます。

お疲れ様でした。

これで井戸水冷風扇の完成です。

井戸水冷風扇は網戸越しの室外に設置

井戸水冷風扇のメリットとデメリット

続いては井戸水冷風扇のメリットとデメリットについてまとめておきます。

【井戸水冷風扇のメリットその1】電気代を節約できる

井戸水冷風扇の消費電力は、冷風扇の30~50Wと井戸ポンプの約6W、そして屋根裏喚起システムの約20W程度なので、昼間の12時間つけっぱなしにしたとしても一日の電気代は約15~18円程度。

ひと月当たり約450~550円で家中を全館暖房できますので、冷房にかかる電気代を大幅に節約することができます。

【井戸水冷風扇のメリットその2】安く自作することができる

冷風扇は新品でも数千円、中古なら1500円程度で購入することができます。

また、井戸水冷風扇を作るために必要な部材は、水道ホースや塩ビパイプなどホームセンターなどで購入できるものばかりですので、自作費用があまりかからないのが特徴です。

ちなみに我が家の場合は中古の冷風扇を500円で購入し、後はすべて自宅にあったものを流用して作りました。

【井戸水冷風扇のメリットその3】連続流水式でタンク内に水を溜めないので雑菌が繁殖しにくい

一般的な冷風扇は水タンクの中に長時間水を溜めたままにしなければならないため、雑菌が繁殖しやすく、こまめに水を入れ替えたり、定期的に水タンクの中を清掃したりしなければなりませんでした。

今回紹介している井戸水冷風扇は、水タンクの中に水を溜めず、井戸水を連続して流排水しているため、水タンクの中で雑菌が繁殖しにくいのが特徴です。

こうやって井戸水冷風扇のメリットを見ていくと、井戸水冷風扇がすばらしいもののように感じられます。

ただ、そんな井戸水冷風扇にもいくつかのデメリットがあります。

【井戸水冷風扇のデメリットその1】除湿ができない

井戸水冷風扇は我が家の約19℃の冷たい井戸水の冷熱だけではなく、その井戸水が蒸発する時に発生する気化熱も使って冷風を作り出しています。

エアコンなどの冷房と違って井戸水冷風扇に除湿機能はなく、逆に加湿器のような作用を持っています。

つまり、井戸水冷風扇が得意とするのは、カラッと晴れた湿度の低い日の冷房であり、ジメジメした雨の日などに除湿機として使うことはできません。

また、湿度が高くなると水の蒸発量が減るため、吹き出し温度が若干高めになってしまう傾向があります。

湿度40%⇒温度差約5℃

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湿度80%⇒温度差約2℃

湿度の高い日は吹き出し温度が若干高くなる

特に梅雨の時期なんかはこの井戸水冷風扇の冷房効果はほとんど期待できません。

ですから、井戸水冷風扇があるからといって「もうエアコンは要らないよ」ってわけではありません・・・。

【井戸水冷風扇のデメリットその2】音が気になる

井戸水冷風扇は水が蒸発する時の気化熱を利用して冷風を出しているため、風量は「弱」にするよりも「強」にしておいたほうが吹き出し温度を下げることができます。

ただ、冷風扇によっては風量を強にすると、「ぶぉ~」というような音が気になる場合があります。

特に古い冷風扇は動作音が大きい傾向にありますので、井戸水冷風扇を自作する場合はベースとなる冷風扇の風量「強」の動作音を確認しておいたほうが良いでしょう。

【井戸水冷風扇のデメリットその3】外気温度が33℃を超えるとあまり冷えない

井戸水冷風扇は外気温より3~5℃程度冷たい風を出すことができます。

でも、外気温が33℃を超えてくる吹き出し温度も28℃(我が家の冷房設定温度)を超えてくるため、もはや井戸水冷風扇から出てくる風は「冷たい風」ではなくなってしまいます。

ですから、冷風扇の吹き出し温度が28度を越えてきた場合は井戸水冷風扇をやめて、これまで通りエアコンで冷房しています。

最後に一言

今回は、冷風扇を使って全館冷房する方法についてお話しました。

井戸水冷風扇はなるべく自然の力を上手に使って家を冷房する方法なので、すべてが思い通りに動いてくれるというわけにはいきませんが、必要最低限の機能は持っていると思っています。

このような自然なライフスタイルが好きな人はぜひこの井戸水冷風扇に挑戦してみてくださいね。

>>井戸水に対応したエコキュートとそのデメリットまとめ

>>井戸水専用の浄水器を買う前に知っておきたい3つのこと

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