家庭用のエアコンを地中熱利用ヒートポンプに改造する方法
それでは、家庭用のエアコンを地中熱(井戸水)ヒートポンプに改造する方法を紹介します。
ただし、この改造はすべて自己責任で行ってくださいね。
1.エアコンのコンセントを抜く
まずは、エアコンのコンセントを抜きましょう。
そして、エアコン内部の電気が完全になくなるまで約10分ほど待ちます。
2.室外機のパネルを外す
エアコンの室外機の上のカバーを外していきます。
その次に、室外機の前面のネジをはずし、前面のパネルも外していきます。
そうすると、エアコンの室外機の内部が丸見えの状態になります。
3.井戸水散水用のホースを取り付け
熱交換器の上に、1.5mmの小さな穴を5mmの間隔であけた給水ホースを、熱交換器の上に縛り付けていきます。
室外機のカバーから給水ホースを出せるように、室外機の上カバーはニッパーなどで切り欠いておきます。
井戸水の流量を調節するコックつきの弁も忘れずにつけておきましょう。
4.室外機下側の穴をコーキング+テープで塞ぐ
室外機の下側に開いている穴をコーキングとテープで塞ぎます。
そして、下に溜まった水が室外機の前面側に排出されるように、ニッパーなどで鉄板に切り欠きを作ります。
あとは先ほどと逆の手順でカバーなどを元に戻して、地中熱ヒートポンプシステムの完成です。
改造が終わったら、このような消費電力測定器を使ってエアコンの消費電力量を測定してみてくださいね。
続いては、地中熱利用ヒートポンプシステムの効果についてお話していきます。