井戸水専用の浄水器を買う前に知っておきたい3つのこと

井戸水の浄水メカニズム

井戸水を浄水する方法は大きく分けて3種類あります。

【浄水メカニズムその1】活性炭フィルターによる浄水

まず一つ目は、活性炭に不純物を吸着させることで、水を浄水する方法です。

この方法は、高温で焼いた炭を細かく砕いたものをフィルターにしただけの物なので、安価でそこそこの浄水性能を持っているので、数年前までは活性炭フィルターを採用した浄水器が多く出回っていました。

この方式を採用した井戸水専用の浄水器で有名なのが日立の浄水器です。

日立の井戸水専用浄水器

出典)日立 井戸用 浄水器 PE-25W [井戸ポンプ用 浄水器 ろ過器][r10][s3-140]|ミナト電機工業

この製品の仕様書はこちら↓
http://kadenfan.hitachi.co.jp/pump/pdf/PE-25W.pdf

仕様書を見てもらうとわかるのですが、濁りや匂いを完全に取り除くことができず、微細な30μm以下の細菌類などはフィルターを通過してしまいます。

それを回避するために、更に塩素消毒をして、活性炭フィルターを通過してしまった細菌を殺菌する装置もあります。

ですが、次亜塩素酸を定期的に投入したり、ランニングコストがかかってしますし、アレルギーの原因を引き起こす塩素を投入するのはやめたほうがいいでしょう。

活性炭フィルターを搭載した浄水器は飲み水を得るためではなく、お風呂や洗濯などの用途に使うのが良さそうです。

【浄水メカニズムその2】中空糸膜フィルターによる浄水

中空糸膜フィルターの特筆すべき機能は、フィルターの目の細かさです。

細菌類と逆浸透膜フィルターの大きさの関係

引用)浄水器(井戸水ろ過装置)について|株式会社エス・エス・エス

活性炭フィルターでは30μmの不純物を取り除くのが限界だったのに対して、中空糸膜フィルターでは、一般的な細菌類より目が細かくなっています。

このフィルターを使えば、水道水のように体によくない塩素を使って細菌を殺菌する事なく、一般的な細菌や大腸菌、残留塩素などを濾しとることができます。

ただし、それよりも小さな有害物質に関しては、中空糸膜を使っても取り除くことは出来ません。

また、フィルターの目が細かくなるほど、浄水の生成能力が低くなることを知っておきましょう。

例えば、先ほどの活性炭フィルターを搭載した日立ポンプの浄水器は40~60L/分の井戸水を浄水する事が出来ますが、この中空糸膜のフィルターでは2.0L/分の水しか浄水する事が出来ません。

このようにフィルターの目が細かくなるにつれ、井戸水がそのフィルターを通りにくくなっていきます。

【浄水メカニズムその3】逆浸透膜フィルターによる浄水

最近注目を集めているのがこの逆浸透膜フィルターです。

中空糸膜フィルターよりも更にフィルターの目が細かくなっていて、0.0001μmの不純物まで取り除くことが出来ます。

逆浸透膜フィルターの目の細かさ

出典)逆浸透膜フィルター搭載の浄水器のすすめ|GUNJYO

このレベルになると、浄水器の蛇口から不純物がほとんど混じっていない純水が得られますから、井戸水が水質検査に不合格になったとしても、この浄水器を通すことによって、きれいな飲み水を得ることが出来ます。

ただし、得られる水量は3~4L/時程度なので、一度に沢山の水を使うお風呂などへの使用は実質的に不可能です。

ランニングコストは1L当たり10円程度ですから、ミネラルウォーターを購入するよりは安く飲み水を得ることが出来ます。

続いては、浄水器の取り付けに関する注意点についてお話します。

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