自宅や畑に井戸がほしいと思ったとき、真っ先に思いつくのは自分で井戸掘りが出来ないかということ。
実際に、私の場合、自宅の庭に6mほどの浅井戸を自分で掘り、中古で購入した浅井戸ポンプを設置したという経験があります。
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ただ、深い場所(10m以上)に水脈がある土地や石がゴロゴロ転がっているような場所では、自分の手で井戸を掘るなんてことはまず出来ません。
そういう場合は、専門の井戸掘り業者に頼んで、機械などを使って井戸掘りをしてもらう必要があります。
出典)SP-5000 SP-7500 SP-7500PRO 井戸掘り機
ということで今回は、井戸掘りを業者に依頼する時の費用の相場や、井戸掘り特有の注意点についてお話します。
【費用】井戸掘り業者に頼んだ時の費用
一昔前まで、井戸掘りを業者に頼む時の一般的な費用は20万〜100万円以上で、深さによっては更に追加料金が必要となり、それに加えて付帯費用(ポンプや砂こし器の代金、出張料、電気代、水道代など)も加わるのが一般的でした。
また、契約の段階で「失敗した時(井戸水が出なかったとき)でも代金の○%を支払う」という項目が付け加えられる場合が多く、そういった意味で井戸掘りを業者に依頼するということは、すごく勇気がいることでした。
ですが、ここ最近、約20万円程度の定額(ポンプ設備含まず)で井戸掘りをしてくれる業者や団体が増えてきています。
その理由は、掘削設備の高性能化と低価格化です。
今までは大型のボーリング機械を使って井戸を掘っていましたが、今では小型で安価なボーリングマシーンが手に入るようになり、かつ少人数で井戸掘りができるようになったことから、そのような低価格で井戸掘りを提供できるようになってきているようです。
【注意点】井戸の大きさ(取水パイプの内径)で水量が左右される
井戸掘りを業者に依頼する時に注意してほしい点があります。
それは、価格だけに気を取られていると、水量が十分に確保できない工法で施工させる場合があるということです。
例えば、先端に小さな穴が沢山空いている細い鉄管を打ち込ん「打ち込み井戸」の場合、大量の水を使用するトイレや全自動洗濯機への利用ができない場合もあります。
井戸が小さい(内径が小さい)場合、能力の大きな井戸ポンプを取りつけたとしても確保できる揚水量は制限されてしまいます。
じゃあ、一体どれぐらいの井戸の大きさ(取水パイプの内径)があれば必要となる水量が得られるのかということについては、井戸掘り業者の人と相談するのが一番でしょう。
井戸のスペック(水量や水質)は予算との兼ね合い的な部分もありますので、まずは一度井戸掘り業者に問い合わせてみてくださいね。
最後に一言
今回は、井戸掘りを依頼するときの費用についてお話しました。
インターネットで「井戸掘り 費用 (+地域)」と検索すると、井戸掘り業者のホームページが沢山出てきます。
見積もりだけなら無料のところもありますので、何社か見積もりを取ってみて、一番安いところにお願いするのがいいですよ。
それでは!