【メリットとデメリット】井戸ポンプの種類と選び方、DIY設置方法まとめ

スポンサーリンク
スポンサーリンク

具体的な井戸ポンプの選定方法

井戸ポンプの選定方法は、シチュエーションによって大きく2つのやり方に分かれてきます。

  • 既設井戸ポンプ故障による交換設置する場合
    →既設ポンプの型番や仕様書から交換用ポンプを選定する
  • 井戸掘りから井戸ポンプを新規設置する場合
    →井戸の深さや使用水量、電源の有無、許認可の確認など検討して選定する

井戸ポンプを交換設置する場合の選び方

井戸ポンプが故障したことによって井戸ポンプを買い換える場合、井戸ポンプの取扱説明書、仕様書などを参考にそれと同等の井戸ポンプを選んでいけばOKです。

取扱説明書をなくしてしまった場合は、井戸ポンプの本体に貼り付けられているシールに型番が記載されていますので、その情報をネット検索すれば取扱説明書や仕様書などを手に入れる事ができたりします。

注意しなければならない点としては、こういった各種仕様はほぼ同じでも配管の取り付け位置が違っていたり、電源配線長さなどが違っているということがよくありますので、その辺のチェックもしっかりと行っておいてください。

具体的な取り付け方としては、浅井戸ポンプやジェット式井戸ポンプの場合は井戸ポンプにつながる配管をそれぞれ取外して新しい井戸ポンプに接続し直すだけでOKです。

井戸ポンプが故障したので自分で交換した

井戸ポンプ交換後の初回運転時は呼び水をポンプ上部の注水口に入れて、電源を入れて2~3分ほど動かせば井戸水が出てくるようになります。

ただし、水中ポンプ式の深井戸ポンプの場合、井戸の底に水中ポンプがあり、その部分も交換しなければならないため、井戸上部を少し解体して水中ポンプを取り出して交換するという作業も加わります。

深井戸の場合、数十メートルの穴深さがあるため素人ではポンプを取り出すのはかなり難しくなってきますので、こういった場合は業者にお願いしたほうがいいと思います。

井戸水の出が悪くなったために井戸ポンプを交換しようと検討している場合、不具合の原因が井戸ポンプ以外にもある可能性があります。

以下の記事が参考になると思いますので、一度確認しておくことをおすすめします。

>>井戸ポンプが故障?急に井戸水が出なくなる5つの原因とその対処法

井戸ポンプを新規設置する場合の選び方

井戸ポンプの種類と選び方、DIY設置の方法

井戸ポンプを新規設置する場合は、交換設置する場合より少し考えるべきことが増えますが、家庭用の井戸ポンプの場合は選択肢がそこまで多いわけではないので、順番に考えていけば適切な井戸ポンプを選び出すことができます。

  1. 井戸深さで井戸ポンプのタイプを決める
  2. 吐出配管の内径を決める
  3. 電源電圧と周波数を決める
  4. インバータータイプまたは一定速タイプを決める

【選定ポイントその1】井戸深さで井戸ポンプのタイプを決める

まず、井戸の深さによって井戸ポンプのタイプを決めていきます。

  • 井戸深さが6m以内
    →浅井戸ポンプ(電動、手動)
  • 井戸深さが6~8m
    →ジェット式井戸ポンプ
  • 井戸深さが8~20m
    →ジェット式井戸ポンプ、(または、騒音が気になる場合は水中ポンプ式井戸ポンプも可能)
  • 井戸深さが20m以上
    →水中ポンプ式井戸ポンプ

井戸の深さが6m以内であれば、一般的な浅井戸ポンプ(電動または手動レバー)を選べばOKです。

井戸深さが6mを超えて8mぐらいの場合は、浅井戸ポンプでもなんとか井戸水を汲み上げることは可能ですが、使用条件によっては井戸水を汲み上げられなくなることがありますので、ジェット式の井戸ポンプを選んでおくのがいいでしょう。

井戸深さが8~20mの場合は基本的には価格が安いジェット式井戸ポンプ、騒音が気になる場合は少し高価になりますが水中ポンプ式井戸ポンプを選ぶのもいいと思います。

井戸深さが20mを超えてくるような場合、水中ポンプ式井戸ポンプを選ぶ必要があります。

【選定ポイントその2】吐出配管の内径と定格出力を決める

井戸ポンプを設置する際、井戸水の汲み上げ規制などクリアする必要があります。

>>【DIY井戸掘り】ポンプ設置や下水道排水に必要な申請許可まとめ

特に都市部などでは井戸水の汲み上げ規制が厳しいところが多いですので、一度上記の記事などを参考にお住いの地域の各種届出、許認可の内容を確認しておくのがいいでしょう。

一般的には井戸水汲み上げ規制の対象となるかどうかを判断するのは井戸ポンプの出力(消費電力ではない)と井戸ポンプの吐出側配管径となっています。

以下の条件を満たす井戸ポンプであれば、ほとんどの地域で届出など不要になリます。

  • 井戸ポンプ出力
    →300W以下
  • 井戸ポンプ吐出配管
    →6c㎡以下(内径の直径が27mm以下)、吐出側配管サイズが25AなどであればOK

このような視点を持って井戸ポンプの機種を大雑把に絞り込んでいくのがいいのではないかと思います。

最近ヤフオクなどで格安の浅井戸ポンプ(約15000円、中国製)が販売されていたりしますが、配管は25mm規格なのですが、出力が370Wになっているので、都市部など一部地域では規制に引っかかってくる可能性があります。

ものとしては価格の割に十分に使える商品でしたので、田舎など規制がない地域等の場合はそのような井戸ポンプを使っていってもいいと思います。

ちなみに、仕様書や井戸ポンプ本体に貼られている吐出側配管サイズ25Aというのは、塩ビ給水配管VP25(内径が25mmの配管)に接続していくことが出来るという意味です。

古いタイプの井戸ポンプの場合はそういうような表記になっていることが多いので、ここで理解しておきましょう。

【選定ポイントその3】電源電圧と周波数を決める

一般的な家電製品は電圧が100Vで周波数が50~60Hzであれば日本中どこでも使えるというものが多いですが、井戸ポンプの場合は電源電圧と周波数毎に製品が分かれています。

ですので、井戸ポンプに電源を供給するコンセントの電圧(単相100V、単相200Vなど)と、電源周波数(東日本;50Hz、西日本;60Hz)を確認して、それに適合した井戸ポンプを選んでいきましょう。

こういった電源コンセントの仕様についてはテスターを使って調べるのが一番確実ですが、以下の方法でも確認することができます。

電源電圧の調べ方

電源電圧の調べ方については、以下のようにコンセント形状から推定することができます。

コンセントの種類と形状 - 200Vコンセント・特殊形状コンセント

出典)コンセントの種類と形状 – 200Vコンセント・特殊形状コンセント|電気設備の知識と技術

電源周波数の調べ方

電源周波数については、以下のページで詳細を確認することができます。

電源周波数地域(50Hz地域/60Hz地域)について - お知らせ:シャープ

>>電源周波数地域(50Hz地域/60Hz地域)について|SHARP

最近では、どちらの周波数にも対応した井戸ポンプが多くなってきたので、電圧の方だけを気にしておけばいいような状況になってきています。

ただ、中古品を買う場合はまだ特定の周波数にしか対応していない製品があったりしますので、そういう場合は電圧だけではなく周波数についても注意するようにしましょう。

【選定ポイントその4】インバータータイプまたは一定速タイプを決める

井戸ポンプには、ポンプの回転数を変速することが出来るインバータータイプとポンプ回転数が一定の定速タイプが存在します。

インバータータイプは井戸水の蛇口開度に応じて井戸ポンプの回転数も随時調整してくれるため、様々な流量で使っても最終的に蛇口を閉じるまで井戸ポンプはずっと動きっぱなしというイメージです。

また常に全速運転する一定速タイプに対して、井戸ポンプはポンプ回転数を抑えることが出来るため、比較的少なめの流量で長い時間使うというような場合は省エネ効果も期待できます。

それに対して、昔ながらの一定速タイプの井戸ポンプはタンク内圧力が上がると止まり、タンク内圧力が下がると駆動するということを繰り返して井戸水を汲み上げていきます。

常に蛇口を全開にして使用するような場合は、一定速タイプも常に作動し続けるため消費電力はインバータータイプとそこまで変わらないのですが、蛇口を少し絞って使うような場合、一定タイプはON/OFFを繰り返してしまうため消費電力が大きくなってしまう傾向があります。

ただ、一定速タイプは価格が安く、構造もシンプルなので壊れにくいというのがメリットになります。

こういったことを理解した上で、使用条件や値段と相談しながら選んでいくといいでしょう。

次のページでは、井戸ポンプの設置方法についてお話していきます。




タイトルとURLをコピーしました