井戸水で洗濯機が「給水エラー」を起こす原因

井戸水で洗濯しようとする時によく出る「給水エラー」

井戸水の配管が終わって、いざ全自動洗濯機で洗濯物を洗おうとすると、「ピー、ピー、ピー」という音と共に「給水エラー」という表示になり、洗濯が途中で「一時停止」状態になります。

このエラー表示は、「スタート」ボタンを2回続けて押すと解除され、その後は先ほどまでの洗濯の続きが再開されます。

私の家の場合、このエラーは毎回出るわけではなく、2回に1回程度の割合で起こるので、よく洗濯機までスタートボタンを押しに行く羽目になってしまっています。

給水エラーの原因は洗濯機の仕様だった

では一体どうして給水エラーが起こるのでしょうか?

給水エラーが表示されるのは、「一定時間内に給水が完了しない場合」ということ。

ということは、洗濯機の中に水が流れ込んでいないことが原因ということになります。

水道管が詰まっているのかと思い、給水ホースを外してみるものの、井戸水は給水ホースから勢い良く流れ出します。

原因が良く分からないので、洗濯機の説明書を読み直してみると、「仕様」の表の「使用水道水圧」という欄に気がつきました。

洗濯機の説明書の使用水道水圧

ここには、「0.03~0.8MPa(30~800kPa)」と書かれています。

あれっと思って井戸ポンプの仕様を確認してみると・・・

PG-203A(National)の仕様

閉回路圧力が140kPaで開回路圧力が240kPaということ。

単純にこの仕様を比較するだけだと、井戸ポンプの吐出圧力(140~240kPa)は洗濯機の水圧仕様(30~800kPa)に対して範囲内にあることがわかります。

ただ、考えなければならないことは井戸ポンプの出口における圧力ではなく、洗濯機の給水口における圧力です。

井戸ポンプから吐出された井戸水は、水道管や蛇口、洗濯機の給水口についているメッシュなど様々な障害物を通過した後、ようやく洗濯機に到達します。

特に井戸水を洗濯機で使う場合、井戸ポンプと洗濯機の間に設置してある砂こし器や洗濯機入口にあるメッシュに細かな砂がつまり、井戸水の水圧を大幅に低下させてしまうことがよくあります。

実際に我が家の洗濯機の給水口のメッシュに砂が詰まってしまった写真がこちら。

洗濯機の給水口に砂が詰まる

井戸水の場合に蛇口から出る砂

詰まっている砂の量としてはほんのわずかなのですが、井戸水の水圧が140kPa程度しかない場合、たったこれだけの砂でも大きな圧力損失(メッシュを井戸水が通貨しずらい状態)になってしまい、洗濯機の給水口直後において仕様の30kPaを下回ってしまいます。

そのため、洗濯機の中に井戸水が入っていかず、給水エラーの規定時間をオーバーして「給水エラー」になっていたことがわかりました。

この症状を改善するためには、定期的に洗濯機のメッシュを掃除するか、井戸ポンプと洗濯機の間に砂こし器を取り付けるか、井戸ポンプをインバータータイプの高吐出水圧対応のものに取り替える必要があります。

次のページでは、給水エラーにならない方法で洗濯に井戸水を活用する方法についてお話していきます。

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